May 2008のアーカイブ
みかんの理屈
みかんを食べるときにビタミンCを補給しなくてはと言う。昼寝をするときに寝不足だからと言う。
ある行動に対して、なんとなく理屈を付けてしまうことがあります。でもよくよく考えてみると、みかんを食べる義務なんてないし、昼寝の言い訳を自分自身にしたところで意味がありません。
理屈を捨てると、ものごとの本質が見えてきます。食べたいから食べる。眠いから眠る。要するにただそれだけのことだったりします。
By poturi | 08年05月25日(日) | コメント(0) | トラックバック(0)闇の中にあふれる光
映画「ニキフォル 知られざる天才画家の肖像」を観た。
自分の絵の才能に絶対の自信を持っているが、功名心は皆無。そんな老人画家ニキフォルは、物乞いをしながら絵を描き続ける。結核を患い、世間から煙たがらても、老体にむち打って命ある限り日々を黙々と生きる。
一方、役所で働き家庭もある画家のマリアンは、端から見れば幸せな生活を送っている。しかし一人の画家として、安定した生活に満足できない部分がある。そんなマリアンのアトリエにニキフォルが図々しく居着いて次々と絵を描き、奔放に才能を発揮する。
苦難の中で人間の醜悪さを嫌というほど見てきたニキフォルの絵に、不思議と悲壮感はない。淡い色彩からは、むしろ人間の優しさを感じる。子供のような純粋さがある。カラフルで、いびつで、だけど調和した美しさ。良寛の書や河井寛次郎の作品に通じる精神の自由がある。これ以上失うものはなく、誰に媚びることもなく、矛盾を抱えずまっすぐに生きているからこそ到達できる境地なのかもしれない。
ニキフォルが生涯に描いた絵は4万作。信じがたい数字だけど、寡黙なニキフォルにとって、絵は言葉を話すよりもずっと簡単なことだったのだろう。
By poturi | 08年05月24日(土) | コメント(0) | トラックバック(0)限界の境界線
コワモテの蜂、クマバチ。黒くて太い胴体に黄色い襟巻きをして、いかにも猛毒を持っていそうですが、実は超が付くほどの平和主義者です。主食は花の蜜で、蜂なのにオスは毒針すら持っていません。典型的な顔で損するタイプ。性格を知ると優しい顔に見えてくるから不思議です。
クマバチには大きな秘密があります。航空力学の専門家が計算したところ、クマバチは体重に対して羽が小さすぎるため飛行不能だと結論を出しました。つまり、クマバチは理論上では飛べないことになります。
ではどうして飛べるのか。自分が飛べると思い込んでいるから飛べるそうです。航空力学をものともせず自由に飛び回るクマバチに、なんだか大事なことを教わりました。
By poturi | 08年05月20日(火) | コメント(0) | トラックバック(0)コーヒー七つ道具
私の使っているコーヒー七つ道具を紹介します。

- ダイヤミル / カリタ
- 重厚な作りで耐久性がある。分解清掃も簡単。
- ステンレスコーヒーポット M5型 / ユキワ
- 湯を細くゆっくりと落としやすい。
- マイクロパウダーセパレーター / deviceSTYLE
- 微粉を取る。ネルが目詰まりしないので抽出時間を短縮でき、雑味が減る。
- コーヒーサーバ 500cc / カリタ
- コーヒー4杯分のサーバ。
- 密閉パック 7002MP-R / PYREX
- 内部の空気を抜けるのでコーヒー豆の保存に便利。200gの豆がちょうど入るサイズ。
- ネル / カリタ
- カリタのネルは他社製に比べて先が細いのでコーヒーを効率的に抽出できる。
- 計量スプーン / カリタ
- 1杯でコーヒーちょうど1杯分。
野生でも余裕
クズリというずんぐりしたタヌキみたいな顔の動物が北米にいます。動物学的にはイタチだけど、熊のように豪腕で鋭い牙を持ち、動物界屈指の猛者とのこと。このクズリがすごい変わり者で、木の枝を拾って日が暮れるまで遊んだり、簡単に捕まえられる獲物をあえて捕まえずに追いかけ続けたり、野生とは思えない行動をします。
いちおう遊びながら身体を鍛えるという口実があるようですが、厳しいはずの動物界でのびのびと生きる姿に妙に感動しました。ウチの飼い犬は、飯の時間になるといつも必死です。
By poturi | 08年05月18日(日) | コメント(0) | トラックバック(0)夜の音楽
ジャズベーシストPaul ChambersのBass On Topをよく聴いています。
You'd Be So Nice To Come Home Toのゆったりとしたリズムと力の抜け具合は、いつまでも聴いていたい気分になります。これほど夜に合う音楽は、Fishmansのナイトクルージング以来の発見。そういえばFishmansを最近聞いていません。好きであることと、聴きたいということは、また別の話なのでしょう。
By poturi | 08年05月17日(土) | コメント(0) | トラックバック(0)短くて長いもの
最短の文字数で最長の文章を考えました。
恣に慮り悉く承る
ほしいままにおもんばかりことごとくうけたまわる
By poturi | 08年05月15日(木) | コメント(0) | トラックバック(0)コーヒーの三たて
美味しい蕎麦を食べるには三たてを守るとよいと言われています。挽きたて、打ちたて、ゆでたて。実はコーヒーにも三たてがあって、それは、焼きたて、挽きたて、淹れたてです。
コーヒー豆は焙煎してからの劣化が早いので、なるたけ早く淹れてしまわないと風味が損なわれます。さらに挽き豆にすると、豆の状態と比べて表面積が圧倒的に増えるので、空気と接する面積が増え、劣化の進行が早まります。
スーパーなどで売っている挽き豆は、三たてのうちの二たてが失格のものが多く、嫌な酸味が出てしまっていることが多いです。美味しいコーヒーを飲みたければ、焼きたての豆を売るコーヒー豆屋で、豆を挽かずに買うのが理想です。
私はコーヒー豆屋で買った豆を冷蔵保存しておき、飲む分だけ手回しミルで豆を挽いて、ネルドリップで淹れています。新鮮な豆は、湯を落とすとすごい勢いで膨らみ、コーヒーの香りが周囲に立ちこめます。飲む前に香りを存分に楽しめるのも、新鮮な豆の特徴です。
三たてを守るだけでインスタントコーヒーや缶コーヒーとは別格の、喫茶店にも負けないようなコーヒーが家で飲めるので、コーヒー好きの方はぜひお試しを。
By poturi | 08年05月13日(火) | コメント(0) | トラックバック(0)お問い合わせ
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