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MTOSのインストール
有償だったMovable Typeがオープンソース化されてMTOSとなり、無償で制約なく使用できるようになりました。サポート不要のユーザは迷わずMTOSを選択するとよいでしょう。有償版のMTがなくなるわけではなく、MTOSの成果をMTに反映するという形で共存するようです。
当ページでは、FreeBSDにMTOSをインストールする方法を説明します。
用意するもの
MTOSに必要となるツールは以下です。
| ツール | ports |
|---|---|
| Perl | lang/perl5.8 |
| Apache | www/apache20 |
| MySQL | databases/mysql50-server |
| Perl DBIモジュール | databases/p5-DBI |
| Perl DBD::mysqlモジュール | databases/p5-DBD-mysql50 |
| MTOS | www/MT |
すべてのツールはportsで揃いますが、MTOSはportsからではなくダウンロードして手動でインストールするほうわかりやすいと思います。MTOSにはリリース版と開発版(Nightly Builds)がありますが、安定したリリース版を使うのが安全です。2008年5月時点で最新安定版はMTOS-4.1-en.zipです。
DBIとDBD::mysqlはPerlのCPANから入れてもよいはずですか、私がやったときはなぜかうまくいきませんでした。深く追求せずにportsから入れていますが、こちらは快調です。
MTOSの展開
MTOSのサイトからダウンロードした最新安定版のMTOSを展開して、Apacheのhttpd.confでExecCGIを許可したディレクトリに置きます。ここでは/usr/local/www/sitesをDocumentRootに指定してExecCGIを許可したと仮定して説明を進めます。
MTOS-4.1-en.zipを展開すると中にreadme.htmlがあるので、とりあえず一読しましょう。展開してできたMTOS-4.1-enディレクトリは、mtにリネームするとシンプルです。
> cd /usr/local/www/sites > unzip MTOS-4.1-en.zip > mv MTOS-4.1-en mt
MTOSの設定
事前に準備する必要がある設定ファイルはmt-config.cgiのみです。このファイルでは、サーバとデータベースの設定をします。ひな形のmt-config.cgi-originalをコピーして、内容を適切に変更しましょう。
以下に示したサンプルでは、ドメインwww.example.comで運用すると仮定しています。
> cd /usr/local/www/sites/mt > cp mt-config.cgi-original mt-config.cgi > chmod 755 mt-config.cgi > vi mt-config.cgi CGIPath http://www.example.com/mt/ StaticWebPath http://www.example.com/mt/mt-static ObjectDriver DBI::mysql Database my_blog # データベース名 DBUser mtos # データベースを使用するユーザ名 DBPassword password # ユーザのパスワード DBHost localhost
MTOS用データベースの作成
mt-config.cgiで設定したとおりにMySQLデータベースを作成します。次のコードではGRANT ALLを使って、ユーザmtosにmy_blogデータベースに対する全アクセスを許可しています。
> mysql -u root -p
Enter password:
mysql> CREATE DATABASE my_blog;
mysql> GRANT ALL ON my_blog.* TO mtos@localhost
IDENTIFIED BY "password";
mysql> exit
Bye
ブラウザからの設定
以降の作業はブラウザで行います。http://www.example.com/mt/にアクセスすると、次のページが表示されます。

しばらく待つと[Create Your Account]画面が表示されるので、ユーザ名などのアカウント情報を設定します。[Language]を[Japanese]にすると、ダッシュボード(ブログ管理画面)が日本語表示になります。

[Continue]ボタンを押すと[Create Your First Blog]画面が表示されます。この画面ではブログの基本情報を設定します。

日本で使用するのであれば[Timezone]はUTC+9にします。そして[Publishing Path]にある注意書きにしたがって、ブログに使用するディレクトリを作成して、Apacheから書き込めるようにパーミッションを設定します。
> cd /usr/local/www/sites > mkdir blog > chmod 777 blog
ディレクトリを作成したら[Finish install]ボタンを押します。
うまくいくと、次のような[Installation complete!]画面が表示されます。うまくいかない場合はエラーメッセージを読んで設定を修正しましょう。

[Sign in to Movable Type]ボタンを押すと、ダッシュボードが表示されます。この画面では、ブログの記事作成や設定など、全般の管理をおこないます。

ページ上部と下部に警告が出ているので、適切なディレクトリを作成して解決します。
> cd /usr/local/www/sites/mt/mt-static/support > mkdir uploads > chmod 777 uploads > mkdir -p dashboard/stats/0/001/001 > chmod 777 dashboard/stats/0/001/001
これでインストール作業は終了です。[ブログ記事を書く]をクリックして、最初の投稿をします。

その後にhttp://www.example.com/blogにアクセスすると、ブログが表示されます。

